当院では、厚生労働省から許可された薬事承認機種を用いてお肌の悩みに応じた治療を行っています。
シミの種類
シミとは、皮膚の色素の局所的な増量であり、シミにもさまざまな種類のものがあります。
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発症部位 |
病変の大きさ |
老人性色素斑・脂漏性角化症 |
不定だが顔の側面に多い |
不定(数mm以上) |
そばかす |
顔の正面に左右対称に分布 |
2mm前後 |
肝斑 |
頬、場合により顎・唇 |
不定 |
後天性真皮メラノーシス |
独特の6部位の組み合わせ |
小斑型、びまん型 |
炎症性色素沈着 |
不定 |
不定 |
老人性色素斑・脂漏性角化症
顔面に現れるシミの中でもっともありふれたもの。
不定形の色素斑で大きさも様々だが、ゆっくり拡大する傾向があり、色調もだんだん濃くなる場合が多い。
顔面のどこにでも生ずるが顔の正面よりは側面に発生することが多い。
そばかす
学童期に発症し、1㎜〜数㎜大の褐色斑が両頬・下眼瞼〜鼻根部に散在する。
思春期に目立つようになり、中高年では目立たなくなり、妊娠時に増悪することから、女性ホルモンとの関係が強く示唆される。日焼けは明らかな増悪因子である。
レーザー・IPLなどの各治療によく反応するが、長期的には再発が避けられないため、根治は困難といえる。
肝斑
16歳以上に発症する後天性の顔面色素斑で、頬骨部・前額部・口唇等に現れる。
左右対称の場合が多いが、若干の左右差を示すこともある。
境界不鮮明、生え際や眉毛などの有毛部を避ける。
症状に経時的変動がある。化粧をやめると軽快する例が多い。
ADM,扁平母斑や炎症性色素沈着を除外する。
後天性真皮メラノーシス
13歳以上(多くは20歳以上)に初発する顔面色素斑。多くは両側対照型だが、片側性の部分があってもかまわない。
頬骨突出部(小斑性)が殆ど、下眼瞼、前額外側、鼻翼に現れる。
色調は灰色〜灰褐色〜褐色〜濃褐色
症状の経時的変動が少ない。
炎症性色素沈着
擦過傷・熱傷などの分層皮膚損傷が上皮化完了した後や、皮膚の炎症が治癒した後に、その部位の全体または一部に発生した褐色斑。
皮膚表面に隆起や陥凹はない。
出典 :「シミの治療」このシミをどう治す?第2版葛西健一郎 文光堂
個人の持つシミの種類によって治療法が異なりますので、カウンセリングで治療方針を決定します。
ピコウェイ PicoWay
PicoWay(ピコウェイ)というピコレーザーを導入しています。ピコレーザーは従来のレーザー・ナノ秒よりもさらに短い数百ピコ秒(30憶分の1秒)という極めて短いパルス発振により得られる高いピークパワーを有するためナノ秒レーザー特有の光熱作用が少なく、周辺組織へのダメージを最小限に抑えることができ、安全で効果的な治療を実現します。ピコウェイの強い光音響作用は標的となる色素粒子をより細かく破砕し、破砕された断片はマクロファージによって貪食作用を受け、リンパ管を通して体外へとゆっくり排出されていきます。
当院のピコウェイは3種類の照射モードを選択することができます
お肌の悩みに合わせて選ぶこと・組み合わせることが大切です。
照射モード |
主な効果・特長 |
ピコスポット |
強い出力のレーザーを照射/気になる部位を集中的に除去 |
ピコトーニング |
弱い出力のレーザーを照射/肝斑改善にも対応可能 |
ピコフラクショナル
(リゾルブ1,064nm) |
毛穴の開きやニキビ跡、肌の凹凸改善が可能
ダウンタイムが約3~7日(個人差・出力により異なる) |